タケノコ偽装:長期間続け悪質…たけ乃子屋捜索 愛知県警
(毎日)
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農産物加工卸「たけ乃子屋」(愛知県一宮市)が中国産タケノコの水煮を国産と偽装表示していた問題で、愛知県警は8日午前、不正競争防止法違反(偽装表示)容疑で同社と委託先業者など6府県6カ所で家宅捜索を始めた。県警は長期間偽装を続け悪質性が高いと判断。伝票など資料を押収し、偽装の全容解明を急ぐ。
同社の他に捜索されたのは、熊本罐詰(かんづめ)(熊本市)▽甲木(かつき)フーズ産業(福岡県立花町)▽出石(いずいし)缶詰(京都府木津川市)▽ぬながわ森林組合(新潟県糸魚川市)−−の4業者・団体。
県警によると、たけ乃子屋は中国から輸入したタケノコ水煮に国産を混ぜて袋詰めし、「熊本県産」「鹿児島県産」などと偽装表示し、首都圏や東海地方のスーパーなどで販売した疑いが持たれている。
農林水産省によると、同社は中国産タケノコを一度4業者・団体に販売し、熊本県産などと表示した袋に詰め替え販売額の1割増しで買い戻す「産地ロンダリング」をしていた。一部商品では熊本罐詰社員の写真を使い、「竹林農家の皆さん」と生産者のように表示していた。07年7月〜昨年10月に中国産タケノコ約1100トンを国産と偽り販売したといい、農水省は先月16日、JAS(日本農林規格)法に基づき、たけ乃子屋に改善指示していた。
森嘉仁社長(51)は偽装発覚後の先月18日、記者会見で「国産の入手が困難で需要に応えたかった。(違反の)認識はあったが、会社をつぶすわけにいかなかった」などと釈明していた。
一宮市のたけ乃子屋本社には8日午前8時25分過ぎ、県警の捜査員が捜索に入った。森社長は捜索に立ち会うため、捜査員と共に本社に入った。
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